古民家再生プロジェクト完成までの日々

 

古民家再生プロジェクト施工前の外観 古民家再生プロジェクトの完成までの日々を探ってみました。

新しいところでも築30年、古いところは築60年の古民家。増改築を繰り返していたため、いたるところにある「段差」があり、80歳になるおばあちゃんと若夫婦が生活するには問題がたくさんありました。

 

●20センチにも及ぶ段差がいたるところにあった。

●家本体、水周りの激しい老朽化。

●昔の造りで現代の生活に必要のないスペースが多い。

●暗くて使い勝手も悪く、コミュ二ケーションの取れない居間。

この他にも建具の問題など言い出せばきりが無いほど問題はありました。2世帯が気持ちよく生活するための家づくりがはじまったのです。

 

古民家再生現場の施工前 玄関 どっしりとした家の顔でもある玄関です。玄関扉も本物のガラスが入った木の建具です。開け閉めも重たく途中で閉まり難くなっていました。

防犯上、気になる鍵もねじ式でした。

 

古民家再生現場の施工前 玄関ホール 玄関を入ると旅館のような広いスペース。広い狭いはありますがこの年代の造りでは珍しくありません。

手入れも行き届いていてキレイにお使いでしたがこのスペースはもったいない。

 

古民家再生現場の施工前 応接間こちらは応接間です。玄関入って横にお客様を迎えるお部屋がありました。インテリアもとてもレトロな感じです。

今ではほとんど使われていない部屋で普段は締め切られていたため絨毯の床はいたるところに虫くんの穴が・・・湿気が溜まっている状態でした。

 

古民家再生現場の施工前 和室

こちらは続き間の和室です。こちらもこの年代の家の特徴です。行事があると自宅に人が集まることが多く、今と違い親戚なども集まる機会が多かったので必要なスペースでした。

今回、この続き間の和室はそのまま活かしました。

 

古民家再生現場の施工前 お台所

こちらはお台所です。

明るくて使いやすそうなキッチンが入っていますがやはり30年以上にもなるっと老朽化がひどく、いたるところに補修テープが貼られていました。

 

古民家再生現場の施工前 土間 そしてこちらは、お台所の横にある土間です。

土間もこの造りのお宅にはよく見かけます。釜戸があり行事の時には、ごはんを炊いたり、蒸したりしていたそうです。

また、畑で取れたお野菜やお漬物を保存したりする場所にも適していました。

 

古民家再生解体でたくさんの残土

古民家再生解体スタート

それでは、いよいよ解体工事のスタートです。

全部を解体するのではないので手でバラしていきます。残す部分に傷を付けないように慎重に行いました。

また、土壁のためたくさんの残土が出ました。

 

 

 

古民家再生解体 梁が見えた 天井を外すと・・・

すばらしい梁が顔を出しました。この家を大黒柱と共に支えています。

今回の古民家再生ではこの柱をメインに工事が進められました。

 

古民家再生解体

土間のあった部分は無理な増築のため2階の床が傾いていました。そのため今回この場所は解体して、基礎からやり直しました。

釜があったと言うだけに煤で真っ黒になった土壁です。

昔は囲炉裏などの煙がここから出ていたようです。

本体を解体する場合はこのように重機が入ります。

 

古民家再生解体床もめくりました。スケルトンの状態です。立派な柱が見えます。

この状態にして今度はコンクリートを流していきます。

 

古民家再生

 

防水シートを貼り、その上に鉄筋を張り巡らせコンクリートを流していきます。

こうすることで建物の足元である基礎を強固にし、下からの湿気を防ぐことができます。

 

古民家再生  平らにコンクリートを流し込んでいきます。

 

古民家再生

土間があった部分は解体し、新たに増築をします。そのための基礎工事です。

 

こちらはベタ基礎です。鉄筋が入っています。さらに、コンクリートを流していきます。

 

 
古民家再生基礎が出来上がった状態です。木片などをキレイに掃除して土台を作っていきます。

 

そして、どんどん工事は進みます。基礎が出来たら床を貼っていきます。古民家再生

今までは床に断熱材も入っていませんでしたが今回はしっかり入れていきます。

この頃になるとお施主様と現場打ち合わせが多くなります。

 

 

古民家再生

お施主様立会いのもと現場で打ち合わせをしていきます。

このようなリフォームの場合、解体して初めてわかることなども出てきます。そのためお施主様にもしっかり現場を確認していただきどのように進めていくか・・・お話させていただきます。

 

古民家再生

増築部分も棟が上がっていきます。時代を感じさせる木材も味がありステキですが清清しい柱たちもとても気持ちが良いものです。

今回の現場でも新しい材木たちが古い材木と力を合わせてこの家を支えていきます。

 

古民家再生

こちらは「埋木」をしたところです。必要でなくなった柱を抜いたところに大工さんがぴったり合うように埋木をします。

これも職人技です。

仕上げに古い柱と同じような色目になるように柿シブをぬっていきます。

 

古民家再生

増築部分の瓦工事です。古い方の屋根瓦は葺き替えてまだ日が浅いため今回はそのままにしました。

増築部分とうまく合うように瓦を選びます。今の瓦は耐震のことを考えてとても軽く工法も違います。

 

古民家再生この頃になると内装も仕上がっていきどんな空間になるのか、はっきりわかるようになります。

昔からこの家を支えてきた柱たちが顔を出します。ご主人様のご要望がもうすぐ叶います。

 

 

古民家再生建具や照明など設備関係もどんどん入りだします。照明の位置、コンセント位置などお施主様と細かい打ち合わせも増えます。

そして、いよいよ完成です。